すまいるねっと

北海道・空知を拠点に活動する、がんと向き合うピアの会『すまいるねっと』のブログです。

令和3年度がん教育「外部講師活用研修会」(ストリーミング配信)を聴講しました

 がん教育事業に関わっていることもあり、ストリーミング配信にて文部科学省主催の令和3年度がん教育外部講師活用研修会を聴講しました。

f:id:smile_cps:20210825201817p:plain

文科がん外部講師活用研修会

f:id:smile_cps:20210827200412j:image
受講対象は、
都道府県・指定都市・市区町村教育委員会の指導主事等
②国公私立学校の校長、副校長、教頭、保健体育教諭、その他の教職員等
③外部講師によるがん教育に関心のある方

研修会の目的は、
外部講師によるがん教育の実施についての留意事項や効果的な進め方等の講義を通してがん教育の充実を図ることを目的としています。

 というわけで、私は外部講師として「活用される側」からの参加です。

今年の3月に一部改訂された「外部講師を活用したがん教育ガイドライン」をテキストに、外部講師を活用したがん教育の必要性やがん教育の進め方についてのポイントを学びました。

 

折りしも16日から、北海道がん患者連絡会でも外部講師養成研修会の受講者を募集中。

2021年度がん教育講師派遣養成研修会(オンライン開催) - すまいるねっと

 

事前講義を担当した者としては、自分の喋ったことの答え合わせ的な要素も含んでおりました…。(大きく外してはいないけれど、足りない部分はありました。ひー)

 

個人の感想はさておき(笑)

 

 現在、わたくしの役目は、ガイドラインを学ぶ段階からがん患者・経験者と学校現場とを繋ぐ段階に入っております。

がん患者・経験者の外部講師リストが整備されてはきたものの、現場の先生方が「がん患者・経験者の体験談」とアクセスするための環境整備は始まったばかり。

がん患者であれば誰でもよい訳ではないし、先生方それぞれの教材観もあるはずです。

がん患者・経験者の側にしても、依頼されたテーマと自身の体験や想いとの擦り合わせが十分でなければ、自らの体験を語ることは苦痛でしかありません。

学校と外部講師という立場の異なる大人たちが、いかに連携・協働して、子どもたちに自他の健康や命の大切さを伝え、繰り返し考える機会を与えられるか…。

引き続き、考えていこうと思います。