すまいるねっと

北海道・空知を拠点に活動する、がんと向き合うピアの会『すまいるねっと』のブログです。

がん経験者の講話デビュー(北空知管内中学校)

【がん教育・中学校で講話デビュー】

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16日(火)、北竜中学校3年生13名を対象に講話をしてきました。
保健体育の授業枠(2時間)での実施です。

前週の授業で、保健師さんから「がんを学ぼう!」と題した講義とグループワークを行っているので、私の担当は「がん教育後編・がん経験者の体験談」です🤗

講話では、がんの告知を受ける前の状況から治療中の出来事や現在の活動に至るまでのことを話しました。
予定していた時間(35分)よりも早めに話を終えたので、10分ほどQ&Aタイムに…😅

結果的に講話と質問タイムの2部構成にしたことで、双方向のやり取りができて良かったです。

自分では喋りながら「あ、この話は言葉が上っ滑りしてるわ(汗」とか「おや、このエピソードは生徒自身の気持ちとリンクしてる?」と、頭の中はフル回転🌀。
質問も生徒だけではなく、先生や授業参観に来てくださった町職員の方からも飛び出したりして、講話で触れなかった部分(前の時間に学んだ知識との比較)を補えた印象でした。
そうは言っても、私自身は帰りの車の中で反省しまくりでしたが…😅

そんな私に授業の最後、クラス代表の生徒から、感謝のメッセージをもらいました。
「自分の祖父母は、がんになってから直ぐに亡くなってしまったので、『がん』ってそういうものだと思っていました。でも、村上さんの話を聞いて、がんになってからも人生を変えることができるんだと分かりました。(以下、略)」

あ、最低限のことは伝わったかも~( ;∀;)

これから届く13人の感想が楽しみでもあり恐怖でもあります、ひゃー😅

講話の内容は練り上げ不足の部分も多く、一通り終わらせないと見えてこない課題もありました。
また講話の機会が巡ってきたときに備えて、しっかり修正したいと思います。

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私事ですが、かつて教職に就いていたこともあり、久々に子どもたちの前に立ちました。
授業を統括する「教員」の立場と、授業における「生きた教材」としての立場とでは、生徒へのアプローチ方法が違います。
そういうこともあり、校舎に入る前までは変な緊張感に襲われ、自分自身に苦笑い。
肩ひじ張らずに、子どもたちと一緒に学び合い、考え(意見)を交流し、相互理解が深まればOKなんですよね(^^;
がん経験者として、学校に協力できることって何だろう?…引き続き模索していきたいと思います。